【Realize Network Another.(☆18禁☆)】
病院から出てくると、彼女は、うーんっ。と背伸びをした。
明るい日差し、木漏れ日とそよ風。
これから新しい日々の始まりを思わせる、そんな朝に近い午前中の空気。
そこには数日前まで男の子だった。少女の姿があった。
Realize Network Another.No5 新しい朝の、始まり。
数日前まで男の子だった彼女。
家族に了承を得、彼に女の子になることを告げ、病院に入院した。
元は医療用に開発された治療装置。
それにプログラムを加えることによって、性転換を可能にした。
その装置に入り、数日間、眠りについていた。
装置から出ると、少年、いや、彼女は、女の子の姿になっていた。
うーんっ。と背伸びをした少女は、少し移動して、向かえの車がやってくるのを待つ。
衣服は両親が用意してくれた。主に母親が、買ってきてくれたのだ。
完成状態の身体のサイズに合わせて、一通りの用意をしてくれた。
ブラとかパンティとか、ネットの世界で着用してたことはあったが、本物の体で着るのは初めてだった。
−これ、着るのかぁ・・・・女の子、だよぉ・・
感無量というか、ちょっと恥ずかしいというか。。
「ユウちゃん^^」
「う、うん。。」
その弾力性のある布に、足を通して行く。
その伸びる物体は、彼女のふとももを通過すると、彼女の下腹部からお尻にかけて、ぴったりとフィットする。
次はブラ。
ブラジャーの肩ひもにゆっくり腕を通し、背中でホックを止め、胸の形を直す。
彼女はその処置の完了と同時に、性別を女、として登録して、戸籍上はもう、女の子、だった。
その辺は両親が、やってくれた。
だから彼女は、女の子になることだけに、集中してればよかった。
その辺は、すごくありがたいと、少女は思っていたし、今も、そう思っている。
病院の一室で、母が用意してくれた、女の子の服をじっと眺める。
悠斗・・いや、今はユウ、の好みに合わせて、買ってきてくれた幾つかの服。
数日前まで彼だった彼女は、その中から、今、自分が着たい服、幾ばくかの逡巡の後、選んだ。
−これ、着るのかぁ。。
それは別に、落胆したわけではない。
女の子の服を着るということに、感慨を覚えている。
そしてちょっと、"女の子"になるということに、気恥かしさのような、こそばゆさのようなものを感じていた。
それを着ると、もうホントに、"女の子"そう、一人の少女となるという事実に、ちょっとだけ。。そうちょっとだけ。。
心の準備みたいな、そんなのをちょっとだけして、少女は服に、手をかけた。
可愛い系の、コスプレみたいな衣装。その背中のファスナーを降ろして、そこから脚を通し、服を上にゆっくり引き上げていく。
その、衣装に包まれていくにしたがって、それは、女の子に包まれていくかのような、今、私は女の子なっていっている、かのような、
そんな意識が生まれる。
そしてゆっくり、背中のファスナーを上げていく。
−はふぅ・・これで私、・・女の子、だよぉ。。
内側で、そんな熱い想いを呟く。。
内側から、嬉しさのようなものが、込み上げてくる。それは、喜びと呼んでもいい。
うーんっ。と背伸びをした少女は、解放感のようなものを、感じていた。
それは、単に、病院での"治療"から解放されたというだけではなく、何か、内なるものが解放されたかのような、そんな感覚だった。
車がやってくると、後ろのドアが開く。
両親が笑顔で出迎えてくれる。とてもにこやかに。
それは、少女の、少年からの脱皮を、心から、喜んでくれているかのように、そう思えた。
女の子の衣装に身を包んだ彼女は、後部座席にスッ、と乗り込む。
衣擦れの感覚を肌で味わうと、これからこうやって、女の子を実感していくのだなぁ。。ということを思うと、それがとてもいいことに思えて、その、明るい未来に、大きな希望を見出した。
−これからは、女の子として、振舞っていいんだぁ。。
そう思うと、それが彼女に、ようやく、自分と合致する肉体を持て、そのように振舞う許可を与えてもらったかのような、そんな気がしてならなかった。
それは、ようやく包み隠していた何かが、表に出ることを許されたかのような、そんな感じに近かった。
これから、彼女の少女としての、新しい人生が始まっていく。
それは、新しい朝の、始まりのようにも、思えた。。
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「りゅうやくんっ。」
以前公園で分かれた、その場所。
大きな噴水の前に、少女と少年が立っていた。
「ずっと前から、話したいことがありましたっ。」
少女は、とても可愛い仕草で、(というか美少女といっていいその顔で呼んでもよかった)彼に向かって言った。
少年だったころの面影が残っている。
だが、それは完全に少女のもので。。
「うん。^^ きっと、そうだろうと、思ってたっ。^^」
笑顔で彼が、そう応えてくれる。
「あのっ。りゅうやくんっ・・。」
「うん。^^」
そう、優しく、・・彼は、次の言葉を、待っていた。
「好きでしたっ。」
「うん。知ってる^^。 悠斗・・いや、ユウちゃん。^^」
・・・・・「好きだよっ。」
・・そして、彼女は抱きついた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その物語の最後に、
二人が結ばれたことを祝して、
Happy End。
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